CASE STUDY

導入事例

業界の特性を熟知したプレゼンで納得。現場の声を重視、きめ細かいサポートをしてもらった

パンダグラフィックス株式会社 様

企画営業部 部長 田中健一さん
コンテンツ制作部 部長 野間大雅さん

2016年設立、ゲームイラストのプロフェッショナル集団としてクラウドソーシングサービスを展開。専任ディレクターによるハイクオリティなイラスト提供と、在宅やフリーランスで活動したい登録イラストレーターとのベストマッチを目指している。延べ1万名を超える登録者のデータベースを兼ね、2019年6月から Brushup をご利用いただいている。

イラスト制作業界の「共通言語」がすぐ通じて助かった

主にゲーム制作企業がメインクライアントとなりますが、数多くのクリエイターをアサインして制作に臨むため、登録者データベースとポートフォリオ、案件履歴、進捗の管理は欠かせません。設立後からずっと自社システムで対応していたのですが、今後のセキュリティなどの観点からリプレイスすることになりました。最初は会計と進捗管理を両立できるツールを探していたものの見つからず、進捗管理に特化したシステムに絞って出会ったのが Brushup です。

決定までに、実は8社の製品・サービスを検討しました。イラスト制作では「ラフ/線画/着彩」など業界独特のステイタス管理が求められます。これを見える化するのが大事なのですが、企業によっては業務フローを説明するのがまず大変でした。その点、すぐに「これを実現したいんですね」と話を掴んでくれたのが Brushup 担当の方です。

現場スタッフの意見を真摯に吸い上げてくれる姿勢

検討のプロセスでは「無理かもしれない」と削ぎ落とした条件もありました。でも1回目にお会いしたときから「こんな風に可能ですよ」と、こちらが諦めたハードルをさらに越えた機能を紹介してくれる。早い段階から「これでいいんじゃないか」と感じました。

ただし、実際にツールを使うのは現場です。そこで2回目に来社されたときは現場スタッフを集めて、その場で疑問をぶつけてもらうようにしました。急に会議室に閉じ込める形になってしまったので大変申し訳なかったのですが…。彼らの要望は「3クリックを2クリックにしたい」など細かい手順も含みます。でも真摯に「できます/開発と検討します/できません」を答えていただき、私たちも十分に納得できました。

制作フローで何が大切か、根本思想が一致していると思う

最終的には数え切れないほどの現場の意見を反映してもらい、2カ月の試行期間を経て無事に導入できました。稼働する登録者は現在年間 450 名ほどですが、皆さんへのアナウンスと移行がシームレスに完了したのは業界を熟知した対応のおかげだと思います。

自社システムはかなり高度な機能を持っていましたが、Brushup も遜色ありません。制作物をクリエイターごとではなくアイテムごとに管理できるようになったので、むしろ効率は上がりました。私たちと Brushup は業務に対する根幹思想がおそらく一緒なのだと思います。近しいツールとしてこれからも活用していく予定です。