CASE STUDY

導入事例

500企画を超える「映画企画書」の審査で Brushup を活用。1企画を多人数で審査、大きいデータも軽々と管理

カルチュア・エンタテインメント株式会社 様

映像事業本部 カルチュア・パブリッシャーズ事業部 映像コンテンツ部
TCP 運営ユニット 小林麻奈実さん、北川ひかるさん

映像・出版・音楽などのエンタテインメントコンテンツを企画・製作する企業として、2014年に設立。2015年には才能ある映像クリエイターを発掘する映像企画コンペティション「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM(TCP)」を創設。TCP では、受賞者の製作バックアップを行い、すでに10作品を世に送り出している。Brushup は2022年度から導入いただいている。

TCP に届く「映画企画書」の審査で Brushup を活用

小林さん 弊社では、映画企画コンペである TCP の「企画書」閲覧ツールとして Brushup を活用しています。ツール内でイラストや映像を校正する作業は行っていないので、他社の使い方とはずいぶん違うかもしれません。

TCP は、新しい映像クリエイターの発掘と育成を目的として2015年に弊社で創設したプログラムです。3部門を設けており、どれも「企画書」提出が必須です。直近の2022年度では571企画にも及ぶ応募がありました。1次審査では全ての企画に目を通し、2次審査へ進む企画を選びます。その作業が一番大変で、閲覧を効率化できるツールを探していました。

1次審査では、500企画以上を延べ200名以上でチェック

北川さん TCP には「私たちが本当に観たい映画企画を選ぶ」という理念があります。そのため1次審査ではさまざまな部署から幅広い年齢の審査員が入り、1企画について複数人が審査を行うように日程を組みます。2022年度は200名以上が携わりました。このとき審査員へ企画書を閲覧できるページのリンクを送る作業が本当に大変だったんです。

小林さん 実は、前回の2020年度まで紙ベースで作業を進めていました。エントリーはWebで行って「企画書」は別途送付する方法だったので、まずエントリー情報と届いた紙の「企画書」とのひも付けをしなければいけません。間違いのないように確認し、500企画を超える紙の企画書を1枚1枚スキャンして PDF 化し、10企画前後で1つのフォルダにまとめます。

北川さん その後審査対象企画が閲覧できるリンクをメールで皆さんに送っていたので、手間がかかり、連絡の抜け漏れも発生していました。

小林さん 「企画書」は1企画8ページ程度ですが、テキストだけでなく画像を貼り付けている企画もあります。容量が膨大すぎて社内のサーバに影響が出てしまい、毎回別サーバを用意してもらう必要もありました。

データ管理の工数が激減、審査に集中できるようになった

小林さん Brushup を導入したのは、コロナ禍もあって開催が1年空いたときで、不便なやり方を大きく変えたいと思ったからです。応募エントリーと「企画書」は同時に Web 上で受け付けるように変更し、1次審査のフローも Brushup 主体に変えました。

北川さん 企画書が届いたら Brushup にドロップするだけですし、大きなデータでもロード時間はほとんど感じません。それぞれに整理番号をつけた後、審査員の皆さんにはアカウント ID と担当する企画番号を知らせるだけで準備が終わり、前回のように別リンクを発行する手間もかかりませんでした。今回が初めてでしたが操作で迷う人はほとんどなく、とてもスムーズに運用できたと思います。

小林さん 今回は1回も紙で出さずに審査を終えられました。作業工数が減ったおかげで、私たちも集中して審査できてよかったです。

閲覧制限の設定がとても便利

北川さん 2次審査でも、閲覧制限の設定を変えて Brushup を活用しました。今までは通過した「企画書」の PDF を新たなフォルダに入れて連絡し直していたので、それと比べたら本当に楽です。

小林さん これまで審査員は担当外のフォルダにある企画を見られない状態でしたが、Brushup を使えばどの企画にも手軽にアクセスが可能です。また、脚本や映像作品も応募者の参考資料として届くので、今後は Brushup で閲覧できるようにしたいと考えています。この環境を審査にも生かしたいと思います。

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM(TCP) 公式サイト