EDUCATION

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教育機関への導入事例

数値化できない生徒の成長を「可視化」する
プレゼンやパフォーマンスをBrushupでレビュー

クラーク記念国際高等学校

クラーク記念国際高等学校
 日本全国に32の拠点を構えるクラーク記念国際高等学校は、全校生徒11,000人が学ぶ日本最大の高校だ。札幌農学校(現・北海道大学)の初代教頭クラーク博士が残した「Boys, Be Ambitious(青年よ、大志を抱け)」の精神を受け継ぎ「夢・挑戦・達成」を教育理念に、生徒の個性と長所、興味関心を伸ばす教育を行う。「生徒と先生が一対一で向き合う指導」をモットーとする同校が、ICT教育のメインツールにBrushupを選んだ理由について伺った。
阿部賢太氏
キャリア教育推進プロジェクト プロジェクトリーダー
牛込紘太氏
大阪梅田キャンパス 教諭

教材制作の改良プロセスを記録

 クラーク記念国際高等学校では昨年7月から、動画やイラスト、文章ファイルのレビューツールBrushupを活用したICT教育が始まっている。導入のきっかけは、全校生徒のキャリア教育の教材づくりに取り組んでいた運営統括本部の阿部賢太氏が、たまたまパソコンで「ブラッシュアップ」と検索したことだった。

「教材というものは一度完成したからといって、それで終わりではありません。生徒を囲む状況の変化にあわせて、日々ブラッシュアップを続けなければ、時代に取り残されていきます。その教材の改良プロセスを記録し、振り返りができるアプリを探していたとき、巡り合ったのがBrushupでした」

教材制作の改良プロセスを記録

2020年入試改革へ対応するために

 現在、全国の高校関係者の間では、2020年から始まる大学入試改革への対応が急務となっている。同年には従来のセンター試験が廃止され、その代わりに生徒の思考力、判断力、表現力を問うことを目的に、記述式問題の強化や文理横断型の試験、面接や集団討論、プレゼンテーションなどを入試に活用する方針が決定している。

「そうした試験に必須の総合的な学力は、ペーパーテストで測れる知識量とは違って、客観的に数値化することが困難です。各種のデータ形式に対応し、文章や画像、映像などあらゆる『表現』をレビューできるBrushupは、新大学入試への対策に使えるとともに、生徒の成長を可視化するのにもぴったりだと考えました」

 大阪梅田キャンパスに勤務する総合進学コース長の牛込紘太教諭は、さっそく担当する50名の生徒のプレゼンテーション指導に、Brushupを使ってみた。

「本校の生徒たちは、将来どんな自分になりたいかという『夢』を、全員が1年次から具体的に考えていきます。そしてその目標を実現するために何を行うべきか、どのように達成するのかを各自で考え文書にまとめ、プレゼンテーションで発表します。単に文章を読み上げるのではなく、人に伝わる表現力を身につけてもらうのが狙いです」

 Brushupは秒単位で動画の任意の場所にコメントをつけられる。牛込教諭は一人ひとりの生徒のプレゼンを録画し「最初に結論を述べていてわかりやすい」「この部分の具体例がスライドに欲しい」といった詳細なレビューを行った。すると短期間で多くの生徒のプレゼンがわかりやすく改善され、聞く人を惹き込む内容になっていった。入学当初は控えめだった生徒の一人は、キャリア教育や日常生活を通じて「可視化」を意識するようになり、自分の意見を伝えることの大切さと面白さを知った。今では生徒会長を務めるほど積極的になったという。

「プレゼンの完成形だけ切り取って見ても、どのタイミングで生徒が大きく変化したかはわかりません。しかしBrushupで記録を残せば、生徒自身がどこで成長できたか、あとになって振り返ることができます。その成長の体験は大学入試だけでなく、社会に出てからも大いに役立つはずです。」

2020年入試改革へ対応するために

英語指導への応用も視野に

 試験導入の成果からクラーク高校では今年、約1500名の生徒にBrushupを組み込んだiPadを持たせ、さらに範囲を広げて活用することを決めた。

「現在進めているのが英語指導への応用です。ネイティブ教諭が話す英語をBrushupに録画し、各生徒がそれを聞いて復唱、英文に書き起こしてから和訳すれば、『使える英語』に必須となる4技能、リスニング・スピーキング・ライティング・リーディングのレビューを一度に受けられます。クラーク高校のインターナショナルコースでは「autonomous learning skills」(※自律学習)の一環としてBrushupを取り入れています。海外にいるネイティブ教諭の指導を受けることも容易となり、生徒全体の英語力の底上げにつながると期待しています」

 クラーク高校には多様なコースが設置されており、声優やダンス・演劇・音楽などの舞台芸術を志す学生のためのコースもある。

「そうしたパフォーマンスを評価するのにも、Brushupの動画レビュー機能は最適です。クラーク高校の教師は全員が学習心理支援カウンセラーの資格を持ち、互いに協力をして一人ひとりの生徒に向き合っています。Brushupを導入することで、生徒だけでなく各地の先生たちのレビューもお互いに可視化され、さらに連携した教育が可能になるはずです」

英語指導への応用も視野に

使いながら自然にICTスキルが身につく

 教育現場にICTツールを導入しようとするとき、成否を決めるファクターとなるのがその「使いやすさ」だ。難しいマニュアルを読み込む必要なく、感覚的な操作で運用できるBrushupは教員だけでなく、生徒たちも導入後すぐ使いこなしていった。

「キャリア教育で使い始めてからしばらくして、生徒たちが自分から『先生これ見て下さい』と言ってきたんです。それは生徒たちが一丸となって取り組んでいた合唱コンクールに向けた音楽の授業を、Brushupに録画した映像でした。自分たちの練習成果を、音楽の先生だけでなく、担任の私にもレビューしてほしかったんですね」

 その後の文化祭でも生徒たち自ら、焼きそばやベビーカステラの作り方を映像とレビューでマニュアルにまとめて共有するなど、様々な活用法を生み出しているという。

「Brushupの良いところは教育に特化したアプリでなく、ビジネスでの使用を前提とした自由度の高い設計にあると感じています。生徒たちは将来、社会に出たとき必須のICTスキルをBrushupで自然に楽しみながら身につけています。生徒一人ひとりの成長を支援するツールとして、クラーク高校ではBrushupをさらに活用していく予定です」と阿部氏は語る。

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